子供がもうすぐ生後100日。「お食い初め」という行事をするって聞いたけど、詳しく知らないし、どうやって準備すれば良いのかな。
こんなパパママ向けの記事です。
我が家では、息子も娘も、自宅でお食い初めを行いました。
過去2回の経験から、おおまかな段取りは把握しているので、基礎知識と準備の進め方についてまとめます。
基本的に、準備にあまり手間暇をかけたくない、私と同様少々ズボラな方向けの内容ですので、そういった方の参考になれば幸いです。
お食い初めって何?
「お食い初め(おくいぞめ)」とは、赤ちゃんの生後100日〜120日目頃に、お祝いの料理を与える行事です。
無事に生後100日を迎えられたことに感謝し、「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて行います。
ただし、まだ離乳食も始まっていない時期でなので、料理を与えると言っても、食べさせる「真似」をするだけです。
お食い初めで用意するメニューは?
基本は一汁三菜
お食い初めのメニューは、以下のものを用意します。
①お赤飯
魔除けの意味が込められています。
②焼き魚
日本では、お祝い事といえば昔から鯛が食べられているので、焼き鯛を用意するのが一般的です。
切り身ではなく尾頭付き(長寿の意味が込められているそう)を用意します。
③煮物
普通の筑前煮などでOKです。
④お吸い物
お吸い物には、「吸う」力が強くなるようにという意味が込められています。
⑤香の物
野菜を漬けた香の物や酢の物などを用意します。
以上のものを用意するのは、人間が生きるうえで必要な食材として、「穀物、海のもの、山のもの、飲み物、塩」を与えるという意味があるそうです。
焼き鯛はヤオコーの鮮魚部門に注文するのがおすすめ
メニューのメインとなる焼き鯛は、天然の鯛が良いと言われたりもしますが、あまり気にしない方は、ヤオコーの鮮魚部門に注文するのがおすすめです。
尾頭付きの鯛となると、生魚を買ってきて自宅で綺麗に調理するのは大変です。
埼玉県を地盤とし、今や業績が右肩上がりで飛ぶ鳥を落とす勢いのヤオコー(回し者ではありません。笑)では、お食い初め用の焼き鯛を予約購入することができます。
装飾は少しスーパー感がありますが、鯛はかなり立派です。
お値段は2,980円でした。
こちらは、ヤオコーのサービスカウンターで簡単に注文できます。
サービスカウンターに置いてあるこちらのチラシ。
中を開くと…
鯛がありました!
ついでに、下に載っているお赤飯も注文しちゃいましょう。
他にも焼き鯛が買えるスーパーはたくさんあると思いますが、魚の入荷状況は日によってまちまちなので、必ず予約できるお店にしましょう。
また、最近は以下のとおりネット通販で購入することもできます。
かなり手っ取り早いですよね。
料理の他に用意するものは?
お食い初めのメニューの他に、以下のものを準備します。
歯固め石
お食い初めでは、赤ちゃんに石のように丈夫な歯が生える(=長生きする)事を願う、「歯固め(はがため)」という儀式を行います。
歯固めの儀式で使う石のことを「歯固め石」といい、小石を1~2個用意します。
お宮参りの際に神社の境内でもらったり、近くに川があれば川原にある石などを拾っても良いです。
ただし、使い終わったあとは、綺麗にして元の場所に戻します。
お食い初め用の食器
お食い初め用の食器は、ネット通販で割と安く購入できます。
器の色が男の子用と女の子用で異なり、男の子用は朱塗り、女の子用は外側が黒塗りで内側が朱塗りのものが基本です。(地方によっては逆の場合もあり)
専用食器だとそれなりに見栄えがするのでおすすめですが、家にある食器でも構わないようです。
ちょっと高価ですが、こういうのも人気ですね。
祝い箸
祝い箸とは、お正月や婚礼などの食事に用いられるお箸で、両端が細い形をした丸箸のことです。
箸先の片方を人が、もう片方を神様が使うためのものだそうで、必ず片方の箸先だけを使うように気をつける必要があります。
こちらも、ネット通販でお安く購入できますよ。
以上でお食い初めの準備は完璧です。
お食い初め当日の進め方
お食い初めの行事は親族皆を招いて行うのが一般的とされていましたが、現在ではあまり気にせずに、祖父母だけ、または両親と赤ちゃんだけで行う場合も多いようです。
我が家では、住まいが近い夫の両親・姉家族・祖母を家に招いて行いました。
皆が揃い、お祝いの料理の準備ができたら、いよいよお食い初めのスタートです。
料理を食べさせる人
赤ちゃんに食べさせる真似をする役は、参加者の中で同性の年長者が行うと良いそうです。
男の子なら男性、女の子なら女性が、自分の膝の上に赤ちゃんを乗せて食べさせる真似をします。
食べさせる順番は
お祝いの料理を食べさせる順番は、以下のように決まっています。
①ごはん
②お吸い物
③ごはん
④魚
⑤ごはん
①~⑤を3セットくり返しますが、赤ちゃんが嫌がるようなら一口だけでもOKです。
料理の後に歯固めの儀式
お料理を食べさせる真似が終わったら、歯固めの儀式を行います。
まずは、歯固め石にお箸を軽く当て、そのお箸を赤ちゃんの歯茎に優しく当てます。
「丈夫な歯が生えますように」などと声をかけてあげても良いですね。
石を赤ちゃんの歯に直接当てるのは、誤飲の恐れがあるのでしないようにしましょう。
歯固めの儀式が終わったら、お食い初めは終了です。
我が家のお食い初めの記録
参考までに、ざっくり我が家の娘のお食い初めも公開してみます。
筆者がズボラすぎて、あまり参考になりませんが...
お料理は以下のとおり用意をしました。
鯛がちらっとしか映っていませんが。笑
鯛とお赤飯はヤオコーで予約購入し、漬物はヤオコーで普通に買いました。
かろうじて筑前煮とお吸い物は手作りしました。
そして歯固め石は...庭にあった石です。
さらに食器類は、息子のお下がりなので男の子用です。(適当すぎる)
我が家では、ひいおばあちゃんにごはんを食べさせてもらいました。
少し適当が過ぎましたが、家族に祝福されて、きっと一生食べる物に困らずに過ごせるでしょう。(切に願う)
◆おわりに◆
赤ちゃんの大切な行事であるお食い初めですが、生後3ヶ月といえば、ママの体に疲れが出やすい時期でもあります。
現在は、お食い初めのコースを用意している飲食店もたくさんあるので、お店に皆で集まってお祝いをするケースも増えてきているようです。
自宅で行う場合も、市販のものを上手に利用して、ママの負担にならない範囲で準備を進められると良いですね。
皆さんの赤ちゃんのお食い初めが、思い出に残る幸せな一場面になりますように。