緑区にある「さぎ山記念公園」は、気軽にさいたま市の歴史を学ぶことができる素敵な場所です。
公園内にある「さぎ山記念館」で、さいたま市の象徴である「見沼田んぼ」の歴史を知ることができますよ。
この記事では、 さぎ山記念公園の様子をご紹介します。
「さぎ山記念公園」はこんな公園です
さぎ山記念公園は、かつてサギの繁殖地として国の特別天然記念物の指定を受けていた「野田のさぎ山」を記念して作られた公園です。
サギの数が一番多かった昭和30年頃には、なんと6,000個もの巣が作られていたそう!
サギは水田の減少とともに飛来数が減り、特別天然記念物の指定は解除されましたが、園内には当時の様子を伝えるための「さぎ山記念館」や、サギをモチーフにしたモニュメントなどが設置されています。
子供が遊べる遊具はそんなに多くありませんが、広くてきれいな芝生広場は軽いスポーツやピクニックに最適。
また、園内の「青少年野外活動センター」では、キャンプやバーベキューを楽しむことができます。
さぎ山記念館
先述のとおり、現在公園がある場所が国の特別天然記念物に指定されていた頃の様子を伝えるための記念館で、かつてこの地で撮影されたサギの写真や、見沼田んぼの歴史がわかる資料等が展示されています。
開館時間は9:00~16:00までです。
下の写真は、入り口前にあるサギの日時計です。
日時計って、今はなかなか見なくなりました。
記念館の入り口には、ゾウ?マンモス?の大きな像が。
こちらの記念館の中にはお手洗いがあり、オムツ交換台も設置されています。
建物の中のお手洗いなので、綺麗でおすすめです。
中に入ると、見沼田んぼの様々なエリアの写真展示があります。
こちらの公園には、「野田のさぎ山」の歴史だけでなく、見沼田んぼ全体の歴史について語ってくれる掲示物が豊富です。
その後、入り江の後退により沼や湿地となり、やがて江戸時代の政策で水田として整備されたという歴史があります。
我が家では、「見沼を制する者がさいたまを制す」ということわざがありますが(知るかいな)、さいたま市に住む者として、見沼田んぼの歴史はもっと勉強した方が良さそうな気がしてきました。
なにせ、さいたま市のPRキャラクター「ヌゥ」は、見沼田んぼの主の子孫ですからね!
少し脱線しましたが、この地がサギの繁殖地として賑わっていたころの写真も展示されています。
また、こんな図書コーナーも。子供の学習に役立ちそうな本がたくさん。
夏休みの自由研究で「見沼の歴史」をテーマにするのも良いですね。
芝生広場と修景池
記念館の手前には、公園中央に位置する芝生広場があります。
こちらはよく手入れされた綺麗な芝生で、とても柔らかいので、レジャーシートを敷いて寝転ぶと気持ち良いです。
暖かい日には、お弁当を持って行ってピクニックするのがgood。
また芝生広場の奥には、大きな池があります。
こちらでは、皆さん釣りを楽しんでいます。
写真を撮影した日は9時過ぎには公園に到着しましたが、既に20~30人ほどの釣り人がのんびりと釣り糸を垂らしていました。
ちなみにエサ釣りのみ可能とのことです。
子どもの遊び場はアスレチック広場
公園の一番奥にあるアスレチック広場は、少し高い場所にあるため階段を登って行きます。
こちらの遊具はだいたい0~3歳向けでしょうか。
反対側には、ターザンロープやトンネル遊具があります。
遊具の種類も広さもそんなにないので、あまり長々と遊べる場所ではないかも。
それでも、子供たちが少し体を動かすのには十分でしょうか。
こちらのアスレチック広場のさらに奥に進むと、「青少年野外活動センター」があり、4月から11月までキャンプとバーベキューを楽しむことができます。
予約が必要ですが、無料で利用でき、炊事場・かまど・薪なども完備されているようです。(ただし利用は市内に在住・在勤・在学の方に限る)
予約方法は、利用希望日の前月の毎月10日(土・日・休日の場合は翌平日)9:00より、公園で直接申請するそうです。
我が家もシーズンに入ったらぜひ利用してみたいと思います。
◆◆おわりに◆◆
さぎ山記念公園は、子供の遊び場が充実しているわけではありませんが、のんびりしたい日におすすめの公園です。
また、さぎ山記念公園の隣には、広大で自然豊かな「見沼自然公園」があるので、2つの公園を行き来して一日中走り回れますよ。
遊具で遊ぶのも良いですが、個人的には子供には自然の中で遊んで様々な発見をしてほしいので、同じように感じている方におすすめしたい公園です。
同じ緑区なら、無料の子ども動物園がある大崎公園も要チェック!
さぎ山記念公園 施設情報
開園時間:24時間入園可能(駐車場は17:00まで)
閉園日 :なし
駐車場 :42台
住 所:埼玉県さいたま市緑区大字上野田362-1
交通手段:JR 大宮駅・浦和駅、JR武蔵野線 東川口駅・東浦和駅、埼玉高速鉄道 浦和美園駅からバス(降車:さぎ山記念公園)
◆さいたま観光国際協会ホームページ