さいたまよいとこ

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妊婦さんの電車通勤にはグリーン車利用がおすすめ!【さいたま市では絶対座れる?】

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現在妊娠初期なんだけど、つわりが始まって電車通勤がつらい...。満員電車は体にも負担がかかるし、なんとかならないかなぁ。

そんな働く妊婦さんにおすすめしたいのが、グリーン車での通勤です。

筆者は、第二子の妊娠中にグリーン車通勤をしていましたが、つわりで体調不良の時期やお腹が大きくなる妊娠後期にも、心身に負担をかけることなく通勤することができました。 

この記事では、筆者がグリーン車をおすすめする理由と、「グリーン車って絶対座れるの?」「料金は?」などの気になるポイントをシェアします。

これからグリーン車通勤を考えている妊婦さんの参考になれば幸いです。 

 

妊婦さんにグリーン車通勤をおすすめする理由

筆者が妊婦さんにグリーン車通勤をおすすめする理由はたった2つ。

①体への負担が少ない

②心への負担が少ない

以下から、詳しく説明していきますね。

 

体への負担が少ない

グリーン車で通勤すると、座席に座ることができるし、座席は普通車両より広くてリクライニングもできるので、当然体への負担が少ないです。

筆者はさいたま市から宇都宮線高崎線で通勤していますが、他の路線に比べてやや空いているにも関わらず、妊娠中には「立っている」というだけでそれなりに堪えます。

そのため第一子の妊娠中、特につわりの時期には、体調不良で途中下車をしながら通勤していました。

ところが、グリーン車で通勤していた第二子の妊娠中は、リクライニングした座席でぐったり寝ながら通勤できたので、勤怠にも影響が出ず、妊娠後期に入ってもお腹が張ることなく過ごせました。

安静第一の妊娠中は、通勤による体への負担はできるだけ減らすことが望ましいですよね。

 

心への負担も少ない

お腹が目立つようになってから電車に乗ると、周囲の皆さんがかなりの確率で席を譲ってくださいます

立っていると息も上がって辛いので、本当にありがたいことなんです。

でも、毎朝のこととなると、こんな気持ちが心の中に渦巻いているのに気づきます。

今日は譲ってもらえなかったな。妊婦だからといって譲ってもらって当然なわけじゃないし、皆疲れているしね

「妊婦が目の前に立つとプレッシャーだ」と思われているんじゃないかなぁ

自分を納得させてみたり、被害妄想してみたり、筆者は勝手に心を消耗させていました。

 

グリーン車では、お金を払って席を買います。

そして全員がお金を払っているから、満席でも譲ってもらうことは滅多にありません。

「空席が無ければ、座れない」その事実だけなので、逆に心が消耗しませんよ。

 

以上の2点が、私が妊婦さんにグリーン車通勤をおすすめする理由です。

妊娠中に、心身への負担は御法度。

負担を長期に渡って確実に減らせるのだから、グリーン車に乗らない手はありませんよね。

 

グリーン車って絶対座れるの?

ここからは筆者が実際に利用している宇都宮線高崎線の話になりますが、結論から言うと、朝のラッシュ時は座れないことがあります

 

筆者はさいたま新都心駅からグリーン車に乗っていましたが、上野行きの電車はほぼ100%座れて、空いている時には隣に誰も座らない状態で上野まで行けます。

なので、職場が上野までの間にある方や、上野で乗り換えの方は、上野行きに乗ることをおすすめします。

しかし、上野から先へ行く電車だと、座れない確率が上がります。

終点の場所が遠いほど座れないイメージで、熱海行きなどは危ういです。

皆さん宇都宮や高崎などから来ているので、さいたま市民は超劣勢です。

あと、湘南新宿ラインの朝のラッシュは経験していませんが、新宿方面は埼京線を見る限り激混みなので、グリーン車も座れないのではと推測しています。(現実をご存知の方がいたら教えていただきたいです…)

 

そして、グリーン車の一番の難点は、満席で通路やデッキに立っている場合でも、しっかりお金がかかること。

空席待ちで立っていると、乗務員さんがグリーン券を確認しにやってきます。

「お金を払ったのに座れないのか...」と少し絶望しますが、空いているグリーン車のデッキに立つのと、混み合っている普通車に立つのとでは体の負担がだいぶ違うので、私はグリーン車に立っていました。(というのは半分嘘で、大きな声では言えませんが、大抵デッキの階段に座り込んでいました)

ちなみに、グリーン券を買って乗車したのに満席で座れなかった場合(普通車に移動した場合)は、乗務員さんやみどりの窓口で申し出ればグリーン券代を払い戻してもらえます

どうせ立つなら、普通車に移ってグリーン券代を少しでも回収したいという方も多いと思いますので、その場合は払い戻しをしましょう。

 

グリーン車の料金は高いの?

グリーン車の乗車料金

グリーン車の料金は、目的地までの距離別(~50kmまでと51km以上)と、曜日別(平日・土日祝)に加え、車内購入か事前購入かによって、以下のように分けられています。

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平日は通勤客で混み合うため割高となっていますね。

 

また、グリーン券を車内で購入する「車内料金」になると、乗車前に購入する「事前料金」よりも平日で260円も高くなりますので、利用する際には事前にグリーン券を購入したいところです。

駅の券売機が混んでいた、乗り換え時間が少なかった等の理由は考慮されないのでご注意ください。

 

筆者の場合は、職場の最寄り駅まで50km以内なので、片道770円・往復1,540円でした。

つわりの時期は体が辛かったので、往復でグリーン車を利用しており、一ヶ月あたり「1日1,540円×約20日=30,800円」の出費!

家計に大ダメージすぎますが、「体調を崩して赤ちゃんにダメージがあるよりはマシ!」と夫を丸め込んで、毎日支払っていました。

さすがに、つわりが終わってからは、朝のみ利用していました。(帰りは時短で空いている時間に帰れるため)

 

グリーン定期券

グリーン車にも定期券があります。価格はネットでは公開されておらず、電話や窓口で駅員さんに問い合わせて確認します。

参考までに、JRの過去の事務連絡に載っていた料金を載せてみます。

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ちなみに、さいたま市から都内へのグリーン定期券代は、2019年5月にみどりの窓口で確認してきました。全て1ヶ月定期の料金です。

◆大宮~上野:46,810円

◆大宮~品川:51,570円

◆浦和~上野:44,540円

◆浦和~品川:48,720円

大宮~上野は普通の1ヶ月定期だと13,900円なので、グリーン券分は32,910円ですね。

大宮~上野のグリーン券代は往復1,540円なので、32,910÷1,540=21.37。毎月21日以上グリーン車で往復すれば元が取れる計算です

会社への出社は土日休みだと20日前後なので、それほどお得ではないようです。

ただ、毎回グリーン券を買う手間がなくなるのは良いですね。

 

グリーン定期券の金額については、お得かどうかの検証をしている以下のブログ記事がとても参考になったので、併せてどうぞ。

ameblo.jp

上の記事の検証の結論も、「グリーン定期券は購入の手間を省くだけのものであり、総額は毎日購入するのとほぼ変わらない」とのことでした。

グリーン定期券にお得さを求めても無駄ってことね。

 

グリーン車の基礎知識

グリーン車とは?

ここからは、グリーン車の基礎知識を少しだけメモしておきます。

グリーン車は、新幹線や電車の車両の中で、普通車と比べて座席が広く設備が豪華であるため、別料金がかかる特別車両のことです。

乗車するには、普通乗車券に加えてグリーン兼の購入が必要です。

この記事でお話しているのは普通列車グリーン車ですが、普通列車グリーン車は以下の路線で連結されています。

2023年には、中央快速線にもグリーン車が連結されるそうです。

以下の写真は、宇都宮線グリーン車内の様子です。
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2人掛けの座席が2列で、座席の幅はかなり広くて快適です。

テーブルが付いているので食事ができますし、座席はリクライニングできるので、ゆっくり眠ることもできます。

ただし、電源は無いです。

また「グリーンアテンダント」と呼ばれる乗務員さんが、車内改札や車内販売のために車内を巡回してくれます。

 

グリーン券の購入方法は?

グリーン券には、「紙のグリーン券」、「Suicaグリーン券」、「モバイルSuicaグリーン券」、「グリーン定期券」の4種類あります。

◆紙のグリーン券

みどりの窓口や改札外の券売機で購入することができます。

 

Suicaグリーン券

改札外の券売機と、駅のホームにある改札内の券売機で購入することができます。

改札内の券売機は、グリーン車の乗り場の近くに設置されています。

Suicaのチャージ額から引く形で購入するので、チャージ額が足りない場合は購入できません。

ただし、改札内の券売機では、チャージ額が足りない場合に1,000円だけチャージできるようになっています。

難点は、1枚のSuicaで1枚のグリーン券しか購入できないこと。

家族でまとめて購入、とかはできません。

 

モバイルSuicaグリーン券

私はモバイルSuicaを使っていないので詳しくないのですが、普通の乗車券と同様に購入できるそうです。

こちらのモバイルSuicaグリーン券は、唯一、乗車した後に事前料金でグリーン券を購入することができます。

乗務員さんが巡回してくるまでに購入しておけばOKだそうです。

これは急いでいるときに便利。  

 

◆グリーン定期券

先述のとおり。購入はおそらくみどりの窓口です。

 

グリーン車の乗り方

まずグリーン券を購入し、グリーン車の停車位置で電車を待ちます。

10両編成と15両編成で乗車位置が違うので注意してください。

間違うと、慌てて走ることになります。

 

グリーン車に乗車したら、空席を探します。

グリーン車の席の上には、このようなランプが付いています。
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このランプが緑に点灯していると人が座っている場所なので、赤のランプの席を探します。

ただし、車内改札が済んでいない席は人が座っていても赤ランプのままなので、注意が必要です。

 

空席を見つけたら、Suicaや携帯を上の写真のSuicaマークのところにかざせば、緑のランプが点灯します。

これで、車内改札は省略となります。

グリーン券を車内で購入する場合は、乗務員さんが回ってくるまで待ちましょう。

ちなみに、席を移動する場合は、移動した先でまたSuicaをかざせばOKです。

 

◆おわりに◆ 

最後はグリーン車の基礎知識にまで言及してしまった当記事ですが、お伝えしたいのはやはり「お金に余裕があれば、妊婦さんにはぜひグリーン車で通勤してほしい」ということ。

妊娠中は電車通勤による心身への負担が想像以上に大きくなりますので、通勤を軽視せずに自分を甘やかしてくださいね。

また、筆者は子連れ移動にもグリーン車を多用しています

普通車よりも座席が広いので、抱っこひもをしている時などは特におすすめです。

皆さんも一度、グリーン車移動を試してみてくださいね。