これから保活を始めるんだけど、保育園の見学っていつ頃すれば良いのかな?出産前に見学する人もいるって聞いたけど、ホント?
こんなパパママ向けの記事です。
我が家では2人の子どもが保育園に通園していますが、保活中には2人合わせて10箇所ほどの保育園を見学しました。
この記事では、筆者の見学の経験を元に、おすすめの見学時期や見学する際に気をつけたいポイントをシェアします。
これから保活を始める方の参考になれば幸いです。
保活の全体的な流れはこちらの記事で/
保育園の見学はいつ頃するのがベスト?
保育園の見学には、「ママ側の見学ゴールデンタイム」と「保育園側の見学ゴールデンタイム」があります。
ベストな時期は、2つのゴールデンタイムが重なった時ですが、そうそう重ならないので、どちらかのゴールデンタイムに合わせて見学することをおすすめします。
ママ側の見学ゴールデンタイムは産休開始~出産まで
ママが最も保育園を見学しやすい時期は、「産休開始~出産まで」の期間です。
理由は以下のとおり。
◆保育園の見学は平日に行われるので、産休前は参加が難しい
◆出産後はしばらく(1~2ヶ月)は外出できない
◆外出できるようになっても、赤ちゃん連れの見学は大変
保育園の見学にかかる所要時間は、筆者の経験では15分~1時間程度です。
出産後の見学だと、赤ちゃんを連れて保育園まで移動するのも大変ですし、見学中は大人しくさせておくのに一苦労。
大勢で椅子に座って話を聞く説明会スタイルの見学会も多いのですが、赤ちゃんはじっとしているのが大嫌いです。
大抵は寝ているか、泣いているか、のけぞっているかのどれかだよ。笑
ただし、出産直前は安静が必要な時期でもあるので、体調と相談しながら見学するようにしましょう。
また、出産後の方が、見学する際に園での生活をイメージしやすい利点もあります。
実際に赤ちゃんのお世話を経験しないと、チェックするポイントがわかりづらいことも。
とはいえ、やはり育児のバタバタは想像を絶するものがあるので、出産前に数箇所でも見学を済ませておくと良いかなと思います。
保育園側の見学ゴールデンタイムは8~10月
保育園の見学可能時期は園によってまちまちで、以下のタイプに分かれています。
①随時見学可能な園(公立の認可保育園に多い)
②一定の見学可能期間がある園
③数回の見学会に一斉に見学者を集める園
筆者の経験では、特に私立の保育園では②、③のタイプが多かった印象。
そのような園では、さいたま市の保育園の申請期間である10月中旬~11月上旬に合わせて、その前の時期の8月~10月に見学会を設定しているところがほとんどです。
公立の認可保育園では個別対応をしてくれる所が多いですが、それでも3~5月の年度の切り替わりで忙しい時期や行事の前後は、対応できない場合が多いので注意しましょう。
ママと保育園のそれぞれのゴールデンタイムは以上のとおりです。
ママのゴールデンタイムが8~10月だと一番見学しやすそうですが、状況は人それぞれだと思いますので、体調や天候(赤ちゃん連れの真夏・真冬の見学はしんどいですよ)と相談しながら計画していくと良いと思います。
保育園の見学予約をする際に気をつけたいこと
見学会の予約開始日を事前に確認しておこう
個別の見学に対応してくれる園では、問い合わせをするとこちらの予定に合わせて訪問の日時を組んでくれます。
一方で、見学会を行う園の場合は、まず見学会の予約を取る必要があり、「○月○日から予約受付」と、予約開始日が決まっていたりもします。
当然、見学会は保育園のキャパに合わせて定員もあり、筆者も2~3箇所の保育園では満員で予約を取ることができませんでした。
予約開始日当日に電話したのにダメだったこともあるよ!
確実に予約を取るために、あらかじめ見学会の予約開始日を電話や園のホームページなどで確認しておきましょう。
筆者の経験上、6~7月までに確認しておけば、市への申請前に見学会に参加できると思います。
(予約が取れなかった園は、どれも開催ギリギリの9月頃に確認した園でした。)
保育園への電話はお昼寝の時間帯に
問い合わせや見学会の予約で保育園に電話をするときは、なるべく13~15時の間にかけると良いと言われています。
一般的にその時間は、園児がお昼寝中で先生が事務処理をする時間なので、焦らず対応してもらえます。
忙しい時間(朝・昼食時・夕方)に電話をかけると、先生が殺気立っていたり(笑)、そもそも出てもらえなかったりするので、お互いのためにも13~15時の間が良いでしょう。
そもそも保育園見学はするべきなのか?
見学しなくても選考に差し支えは無い、だがするべき
保育園の見学をしたかしないかは、入園の選考には一切影響しません。
そのため見学しなくても入園することはできますが、筆者は「可能な範囲で見学をする」ことをおすすめしたいです。
各保育園の情報は、市や園のホームページである程度概要を知ることができますが、クチコミ情報が圧倒的に得にくいです。
筆者はベネッセの「ウィメンズパーク」や、「さいたま保保連の掲示板」で情報を得ていましたが、それでも口コミが少ない園や新設の園の様子は全く知ることができませんでした。
「さいたま市は激戦区だから、入園できるだけでラッキー。どこでも良いから見学は必要ない」と思う方もいるかと思いますが(そして実際激戦なのですが)、それぞれの園、特に私立の園では、意外と濃ゆーい特色がありますよ。
書面やインターネット上ではわからない「雰囲気」を感じ取るべし
掲示板などを見ていると、「見学しなかった園に決まって、入園説明会へ行ったら保育の方針が自分と合わずに後悔した」という書き込みをちらほら見かけます。
そういう方も、いざ入園してみるとすんなり馴染めたりもするのですが、やはり書面やネットで公開されている情報からは測れない園の雰囲気があります。
筆者も、ネットでの検索で好感を持って見学に行ってみたら、
「がっつり早期教育に力を入れていて、ちょっとついていけないかも...」
「先生の雰囲気が他の園と比べて少し暗いなぁ...」
などなど、「おや?」と感じるところも中にはありました。
特に私立の園は、それぞれの方針が特徴的です。
食育に力を入れている、フラッシュカードを取り入れている、「○○式教育」を実践している...などなど。
家庭でも、園と同じ対応を求められる場合もあるかもしれません。
そういう方針が、自分の育児の方針と合っているのかどうかを、見学の際に確認できると安心ですね。
園長先生のキャラが強烈とかあるあるだから!
◆◆おわりに◆◆
ここまで色々語ってきた筆者が娘の保育園の見学を本格的に始めたのは、生後3ヶ月を迎えた9月でした。
というのも、ママ側のゴールデンタイムに見学を終わらせるべく、産休に入った6月に見学の予約を10件近く入れていたのですが、何と予定日より1ヶ月も早く出産となり。
出産後、娘のお世話より先に、病院で保育園見学のキャンセルの電話をかけまくったという思い出があります。
このように、妊娠・出産・育児は予想外の出来事ばかりです。
それに皆さん希望園を10~20箇所ほど書くわけで(筆者の周りではそのくらいが多かったです)、全ての園に見学に行くのはママの負担が大きすぎます。
保活は長期戦なので、見学についても「できる範囲で、後悔のないように」できると良いのかなと思います。
母子の心身の健康を第一に、悔いのない保活を!